[映画][レビュー] 『スイートリトルライズ』
久しぶりに邦画が観たくなったので『スイートリトルライズ』を観てきた。
【以下、ネタバレ度「中」です。】

評価:★★★★☆
映画館:チネチッタ
スクリーン:チネ8(サイズ:15.4m×6.3m、座席数:532)
座席:一番後ろの真ん中(指定席)
料金:1500円(学生料金)
購入:オンライン
映画『スイートリトルライズ』公式サイト
http://www.cinemacafe.net/official/sweet-little-lies/pc.html
最近観た邦画が駄目なものばっかりだったけれど、本作は名作の臭いがプンプンする。
この映画はプロットが分かりにくい。これは別に悪いことではなくて、『ニューヨーク、アイラブユー』や『ハート・ロッカー』でもそうだった。単に僕には難解なのだ。
今回の場合一番の混乱は中谷美紀さんが、愛人を愛していること。「不倫相手はいるけれど、一番愛しているのは夫」という構造の映画なのかと思いきや、不倫相手を愛しているとなると、中谷さんの真意は何なんだろう。そして、二つ目は、最後に夫婦の絆がなぜ強まっていったのかはっきりと分からないことだ。これは核心部分なので、モヤモヤが残ってしまう。
でもまあ、こういう風に単純化できないのが、男女の関係そのものなんじゃないかな。特に大人の場合はね。
こんな感じで、プロットという全体性は(意図的だと思うけれど)分かりにくいが、ディテールというミクロレベルに行くとこの作品のすばらしさは際立っている。個人的には不倫がどんなものかは知らないが、不倫の過程がすごくリアルで、現実に「ありそう」と思ってしまう。それと相手とのぎくしゃくした感じとかが、すごくよく伝わってくる(昨日観た『ハート・ロッカー』の緊張感の伝わりと同じぐらいだ)。
僕は中谷さんがあまり好きじゃないんだけど、それは彼女が無機質な感じがするからだ。どうも人間味とか温かさを感じられない。本作の役はまさに中谷さんのイメージそのものだ。中谷さんの不倫で、キスやセックスシーンがどうもメカニックなんだよねえ。
それに対して、夫側の不倫でのセックスはちょっと生々しい。夫の不倫相手の女の子はキャピキャピていて、中谷さんとは対照的。不倫したい気持ちが分かる。というか、ああいう子は僕のタイプです。かわいいすぎるでしょー。あんな子に迫られたらイチコロだよー。その女の子が、ちょっと思い切った提案をして、「ちょっと言ってみただけですよ」なんて言う。あれは、男としてはどきっとするよ!ずるいー。小悪魔でしょー。
中谷さんがいろいろ名言が出てる。
・「あなたがいると時々寂しくなる」
・「どうでもいい約束は破りたくないの」
・「人は守りたいものにウソをつくの」
・「一緒に記憶するより、一緒に思い出すことの方が大事なのかもしれない」(これは、いまいち意味が分からない)
おばあさんも良いことを言っていた。
・「一人だろうと、二人だろうと、寂しいもんなんだよ」
モヤモヤが残る映画なので、少なくとも最後ぐらいは「締め」となる展開があったほうがいいのでは、とも思う。ただ、なぜかもう一度観たくなる作品である(女の子が好きになったせいかもしれないが)。テーマ曲もなかなかいい。
映画同様、僕のレビューもまとまりが悪かったかな。
客は10人強。女子率多し。一人の子もちょくちょくいた。かなり広い会場なのにほとんど客がいなかった。
映画館メモ:
・15分前から入場可能。
・シートは鮮やかな赤色。
・カップホルダーは大きいけれど浅い。
・背もたれが十分に高い。高すぎというぐらい。
・座席のクッションが非常に柔らかくて気持ちいい。
・上映開始間の BGMが映画のサントラ。ただ、BGMがぷつっと切れるのはいかがなものか。
・カメラ男の映像が終わる、本編開始直前のギリギリまで場内が明るい。
・一番後ろだと、映写室の光のせいか多少手元が明るかった。
チネチッタ【川崎】-施設・売店案内
http://cinecitta.co.jp/theater/index.html


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